2014年8月28日木曜日

公開シンポジウムのお知らせ

 

獨協大学創立50周年記念事業の一環として、9月20日(土)にドイツ語学科と言語文化学科の主催でシンポジウムが開催されます。参加は無料でどなたでもご覧になれますので、ぜひご参加ください。

公開シンポジウム
『獨協大学とドイツ由来の教養理念―グローバル時代の人間形成と生涯学習を考える―』

日時:2014年9月20日(土)14:30~18:00
場所:獨協大学 天野貞祐記念館 大講堂
主催:外国語学部ドイツ語学科、国際教養学部言語文化学科

<シンポジウム概要>
 1964年に開学した獨協大学は今年創立50周年を迎えます。それを記念する行事の一環として,標記のテーマで公開シンポジウムを開催します。天野貞祐初代学長は,獨協大学の創設にあたりその建学理念について「人間形成はもともと人間一生の仕事であって,種々の方法によって行われる……大学は学問を通じての人間形成の場である」と述べています。これはカント哲学の権威として知られた天野貞祐博士がドイツから受容した教養理念に基づきます。
 そこでこの機会に大学における学習と研究の可能性を,獨協大学の建学理念から明らかにすることを目指します。そのために,日本国内はもとより,ドイツ,ハンガリー,そしてフィンランドから「教養論」「人間形成論」に通じた研究者を招いて,事前に国際専門家会議で議論します。本シンポジウムでは,この専門家会議の成果を活かして,招待研究者とともに日本とヨーロッパの観点から,多文化の共存と対話が求められる21世紀のグローバル世界を見すえた議論を展開します。

<プログラム>
■基調講演■
  日本の大学における教養理念と人間形成    
  斉藤 渉 東京大学准教授
■招待講演■
  西洋の大学におけるドイツ的教養理念の現在
  ティルマン・ボルシェ教授(ヒルデスハイム大学/ドイツ)
  ロルフ・エルバーフェルト教授(ヒルデスハイム大学/ドイツ)
  ゾルターン・センディ教授(ペーチュ大学/ハンガリー)
  エーヴァルト・ロイター教授(タンペレ大学/フィンランド)
■主題講演■
  獨協大学初代学長天野貞祐と教養教育
  松丸壽雄 獨協大学教授
■総括講演■
  大学における学問と「一生の仕事」としての「人間形成」-グローバル時代と獨協大学の建学理念―   
  高橋輝暁 獨協大学特任教授

 (通訳)中山 純  慶應義塾大学教授
 (司会)浅山佳郎 獨協大学教授

大学HPイベント情報:
http://www.dokkyo.ac.jp/event/detail/id/5120/publish/1/